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藍色染
藍色染_a0130826_2117012.jpg


今日の仕事は藍色染め。
本藍ではなく、胡粉、群青、黄土、墨で藍色を作り染める。
紺色の鳥の子に薄く2度上染めをする。
乾くと胡粉の表情が浮き出てきて、紙の色が透け
表面が共色で薄ら化粧されている表情です。

「紙に化粧する。」これが最適な言葉です。

岩野市兵衛さんの奉書紙、
美濃で漉かれている生紙、
井谷伸次さんの斐伊川和紙、
すばらしい和紙をたくさん見て、職人さんの話を聞いて思った事は、
美しい和紙はそれだけで十分に美しいので、手を入れる必要はない。
少なくとも自分は手を入れようとは思いません。
漉きムラがあったり、厚みの違いがあったり、塵がある紙、
和紙ではなく洋紙でもいいと思います。
紙自体ではなかなか表に出にくいものに化粧をしてやる。
それが自分の仕事だと思っています。

薄藍色染めをした紙、納まりを見るのが今からとても楽しみです。
by kamisoe | 2009-10-06 21:38 | → paper
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