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先日納めた襖です。 普通の無地の鳥の子に見えますが、 鳥の子の表裏を使い表情をかえています。 和紙を漉いて乾かす際、干台を使うので、 表面は干台と接し、ツルっとしていて、色がある程度統一されています。 裏面は干台と接しず、ザラっとしていて、同じ紙でも色が暴れて 雲肌(マーブル)の様な表情です。 もちろん表と裏とでは条件が違うので 日が経ち紙が焼けていけば色の差は出てきます。 これもまた楽しみの一つです。 ほんの少し、ほんの少しの工夫で空間に表情が生まれます。 (写真の質が悪いです。こういう仕事をしている限りこれではダメですね) お施主さんの考えは、襖はあくまで襖。 他のもの(軸、花器、テーブル、坪庭など)に勝つ襖は考えていません。 だからといって「かみ添」に頼むので普通の襖では意味が無い。 色々な条件をクリアーしてできた仕上げです。 ハウスメーカーの建て売り住宅。 建て売りの襖に手作りの「紙」はもったいない、ではなく だからこそ、どこか一カ所ぐらいは自分のこだわりを入れたいと。 玄関、壁、天井、一度仕上げると変更するのはなかなか難しいですが、 建具は遊べます。 それこそ一番融通のきく物で、 空間全体のイメージを大きく変える力があり 用途により空間を仕切り、取り外しも可能。 やりすぎない。 でもこだわりを。 色々な職人さんと共に襖の可能性をもっと追求してみようと思います。 ちなみにリビング側は柿渋です。 これは定番になりそうな予感です。
by kamisoe
| 2009-12-19 14:34
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