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作業台
作業台_a0130826_16333764.jpg


先週は打ち合わせが続き、今週から制作に集中。
和紙に化粧をする。

胡粉
柿渋
薄鼠

和紙に化粧をしていて気になる事があります。
同じ条件で仕事をしていても時々、紙面が突然凸凹になる。
今までは「紙漉き」の段階で原料が一面均等に散りばめられてなく
繊維、木材パルプが固まり、濃い部分、薄い部分で
紙の伸び率が違い、紙面に凹凸が出来るのだろうと思っていました。
もちろんその理由も有るけれど、他に大きな原因が「染め台」

化粧をするたびに雑巾で台を拭くが、リズムよく仕事を進めていくので
拭く際にも手の癖がでて、ある一定の部分だけ湿気が残る。
染め台の中で湿気の多い部分、少ない部分があると
乾燥した和紙を台に置いただけで、湿気の多い部分の湿気を吸い取り
そこだけ紙が伸び、知らず知らずのうちに微妙に紙面に凹凸を帯びる。

特に柿渋なので染めたあと、台も柿渋によってコーティングされるのでなおさらです。
化粧ベニアを染め台に使っていますが、拭き続けると表面は剥げてきて条件が変わります。

こういう「気づき」から少しずつ仕事の質を上げ
納得の行く「光陰彩紙」を作りたいです。

漆塗装された木板(作業台)憧れます。
by kamisoe | 2010-05-17 16:49 | → paper
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