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デザインする事
デザインする事_a0130826_12322118.jpg


和紙を化粧する際に仕上がりを左右するのは
・絵の具の具合
・紙の具合
・体調(これがやっかい)
・刷毛
刷毛はピンからキリまであるので、値段や名前で決めるのではなく
色々使ってどれが自分に一番あってるかで決めています。
それが安い刷毛でも使い易いならそれが一番。

そもそも「具引き」用の刷毛なんて存在していないので
糊刷毛や付廻しの毛の質を変え、量を調節し、長さを調節し
使用していたのですが「かみ添」ではそうは行きません、、、。

ある程度使いなれると、毛の量と質で
・どれぐらい絵の具を含ますと良いか、
・どれぐらいの圧力で刷毛を滑らすか、
・刷毛のどの部分が割れ易いか、なぜ割れるのか
が解ってくるので「この刷毛はこう使おう」と自然に体にしみつきます。

時には刷毛を和紙に置いた時の「感触」で
「今日の絵の具糊が濃い」っていうのも解ります。

以前に書いた「道具」に関して
「職人さんが使う道具をつくる職人さんがいなくなったとよく聞きますが、
ならば、自分の使う道具は自分なりに工夫して制作し、使うほうが良い。
初めから完成されたものでなくても、時間が経てば道具は手に馴染みますし、
道具そのものの癖も解ってきます。」

良い物を求めるとキリがないので
道具だけでなく空間(工房)も自分なりに工夫しデザイン出来れば、
「自分でなにかをしょよう」と思った時に
あれもこれも準備しな、
資金がどう、、、とかで止まる事なく
形にしやすいと思います。
特に「手仕事」の工房の場合は。

自分自身の経験からの発言なので他の職人さんとの違いは
もちろんあると思いますが、あれこれ理由をつけて出来ない、やらないより
まずはどうにかして「形にする」事が大切です。
で、それが一番難しい。
「職人」が独立するときは特に。

たくさんの同世代の職人と話をしてよく考える事です。

こういう事に「デザイン」の経験を使っていこうと思います。
もっと「デザイン」を仕事としている人と関わっていきたいです。
by kamisoe | 2010-05-22 13:13 | → news
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