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先週25日
志村ふくみさんの講演「民藝と物気色アート」を聞きに行かず、 鳥の子を金化粧(顔料刷毛染)をしていました。 和紙の天地を混合し、金の反射にバラツキがありやり直し。 少し「ンっ!」となった。 新しい鳥の子を出し下ごしらえしていると、血が着いていた。 なぜ?と不思議に思うと、定規にも血が。 知らぬ間に紙口で指先を切っており、 気がつかないくらい小さな小さな傷。力を入れる度じわーっと血が。 真新しい無地の和紙が汚れました。 まぁ「気」がなかったのだろう。自分が悪い。 嫁から勧められ数ヶ月前に読んだ、 志村ふくみの言葉「白のままではいきられない」の中で、 ・白に白。白い糸を白く染める。 哀しいかな、その白を汚したい。 ・1つの線を引く。 生きる上でそれをしなくてはならない時がある。 ・昔、手の先に神が宿るといわれた。 それならば悪魔も宿るだろ、とこの頃は考える。 こんなにもシンプルで力強い言葉。頭から離れません。 やっぱり無理してでも講演を聴きに行くべきだったかな。 今日、定休日だったので「金化粧」をやり直しました。 刷毛の機嫌がとてもよかった。 kamisoe.com
by kamisoe
| 2010-11-30 00:16
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